ウイスキー用語集
ウイスキーの世界をより深く理解するための重要な用語を解説します。
初心者から愛好家まで、知識を深めるためのガイドです。
A
- エージング
- ウイスキーを樽で熟成させるプロセス。風味と色を発展させる。
- アルコール度数
- 飲料中のアルコール含有量を示すパーセンテージ。
- エンジェルズシェア
- 熟成中に樽から蒸発するウイスキーの量。
B
- バーボン
- アメリカ産のウイスキーで、主にコーンから作られる。新樽で熟成される。
- ブレンデッド
- 複数の蒸溜所のモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしたもの。
- ブレンダー
- 異なるウイスキーを組み合わせて最終製品を作る専門家。
- ボトルド・イン・ボンド
- アメリカの法律に基づいて生産された特定の条件を満たすウイスキー。
C
- カスクストレングス
- 樽から直接ボトリングされた、希釈されていない高アルコール度数のウイスキー。
- セラー
- ウイスキーを保管・熟成させる場所。
- シラージュ
- 低温でウイスキーをろ過し、濁りの原因となる物質を取り除くプロセス。
- コングナー
- 発酵と蒸留過程で生成される、風味に影響を与える化合物。
- クーパー
- ウイスキー樽を製造・修理する職人。
D
- 蒸留
- アルコールを濃縮し、不純物を取り除くためのプロセス。
- 蒸留所
- ウイスキーを製造する施設。
- ドラム麦芽
- 機械化された麦芽製造プロセス。
F
- フィニッシュ
- ウイスキーを別の種類の樽で短期間熟成させる追加のプロセス。
- フォアショット
- 蒸留の初期段階で得られる高アルコール分の液体。通常は使用されない。
G
- ゲーリック
- スコットランドやアイルランドの伝統的な言語で、多くのウイスキー名の由来となっている。
- グレーンウイスキー
- 大麦以外の穀物(主にコーンや小麦)から作られるウイスキー。
H
- ヘッド
- 蒸留器の上部。アルコール蒸気が凝縮される部分。
- ハイランド
- スコットランドの主要なウイスキー生産地域の一つ。
I
- アイラ
- 強いピート香で知られるスコットランドの島。
K
- キルン
- 麦芽を乾燥させるための炉。
L
- ラガリング
- 蒸留直後のウイスキーを大きな木製の桶で一時的に保管するプロセス。
- ローランド
- スコットランドの南部ウイスキー生産地域。軽やかな味わいが特徴。
M
- モルト
- 発芽させた大麦。シングルモルトウイスキーの主原料。
- マッシュ
- 粉砕した穀物と水を混ぜ、糖化させた液体。
- マスター・ディスティラー
- ウイスキー製造全体を監督する熟練の専門家。
- ミッドカット
- 蒸留過程で最も品質の高い部分。ハートともいう。
N
- ノーズ
- ウイスキーの香りや芳香を指す用語。
- NAS
- 熟成年数を明記していないウイスキー。
P
- パレート
- ウイスキーを口に含んだときの味わい。
- ピート
- 乾燥させた泥炭。麦芽の乾燥に使用され、スモーキーな風味を与える。
- ピーティング
- 麦芽の乾燥過程でピートを使用し、スモーキーな風味を付ける方法。
- ポットスチル
- 伝統的な蒸留器。バッチ式の蒸留に使用される。
- プルーフ
- アルコール度数を示す別の尺度。ABVの2倍の数値。
R
- レクティファイド・スピリット
- 高度に精製されたアルコール。ニュートラル・グレイン・スピリットとも。
- リフィル樽
- 2回目以降のウイスキー熟成に使用される樽。
S
- シングルカスク
- 単一の樽から瓶詰めされたウイスキー。
- シングルモルト
- 単一の蒸溜所で、100%大麦麦芽から作られるウイスキー。
- スモーキー
- ピートの使用によって生じる燻製のような香りや味わい。
- スペイサイド
- スコットランドで最も蒸溜所が集中している地域。フルーティーな味わいで知られる。
- スピリッツ・セーフ
- 蒸留中のアルコールの流れを監視・制御するための装置。
- スチル
- 蒸留に使用される装置。
- ストラスアイラ
- スペイサイド地方を流れる川の名前。多くの有名蒸溜所がある。
T
- テイスティング
- ウイスキーの風味や特徴を評価するプロセス。
- テイン
- スコットランドの町。グレンモーレンジー蒸溜所で有名。
W
- ウォッシュ
- 発酵させた穀物の液体。蒸留前の段階。
- ウォッシュバック
- 発酵槽。穀物の発酵が行われる大きな容器。
- ウォーター・オブ・ライフ
- ウイスキーのゲール語での意味。ウィスキーの語源。
- ワームタブ
- 蒸留器からの蒸気を冷却するための伝統的な装置。